老人ホームが透析を拒む理由

老人ホームが透析を受けている高齢者を拒む理由は一つだと思います。
透析病院までの送迎時間と治療をしている間の時間に、職員を配置できるかということではないでしょうか?
病院まで30分の道のりだとすれば、単純計算しても帰ってくるまでに6時間以上かかることになります。その間、その職員の穴埋めも必要ですし、治療をしている間は何もすることがありません。
介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホームに入所出来たとして、入所途中で人工透析の話が出たとたん、「入所継続は厳しいので、退所してください」というケースは多いようです。ご家族としては次の受け入れ先を急いで探すことになりますので、とても大変な思いをします。

特別養護老人ホームでは、「透析患者は入所出来ません」というふうに書かれてはいませんが、現実問題として職員の不足といったことがあるのです。
腎臓がもともと悪い高齢者なら、透析に至ることは考えられ、それを予測して併設医院のある介護付き老人ホームに入所すればよいのですが、そこまで考える方は少ないと思います。
拒んでいる理由を家族や透析医院、あるいは介護タクシーの利用などでクリアできれば、入所出来る可能性もあるかもしれません。その場合、老人ホームへ直接問い合わせした方がよいでしょう。